エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.398
2015.02.28 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
内部容積が広い大型PCケース。その利点を大いに生かした「Core X9」の搭載可能な冷却ファンおよびラジエターのレイアウトをチェックしてみよう。個別の解説を行うにあたり、まずはマニュアル記載の図説をご覧頂きたい。「Core X9」では120mm口径から200mm口径まで、多くの箇所に冷却ファンが搭載できるように設計されている。また一般的なタワー型PCケースとは異なり、大型Cubeケースならではの仕掛けも随所に用意された。ここからはマニュアルでも詳細が割愛されるほどの多彩な冷却ファンレイアウト、その全てをご紹介する。
まさに「多彩過ぎる」冷却ファンおよびラジエターの搭載可能ポイント。まずは図説を見ながら、おおよその設計を頭に入れて頂きたい |
通気孔仕様のフロントパネル。その内部には200mm口径ファン「Pure Fan 200mm」(200×200×30mm/800rpm/13dBA)が1基標準で搭載されている。大口径だけにたくさんの風量を生み出し、フレッシュな外気を常時内部に送り続けてくれる。なおフロント部の増設スペースを見ると、200mm口径ファンは最大2基が搭載可能。さらに140mm×2基、または120mm×3基に換装できるようになっている。なおラジエターは280mmサイズまたは360mmサイズのマウントがサポートされている。
標準搭載される「Pure Fan 200mm」。回転数800rpm、騒音値13dBAで、インペラは10枚 | |
標準搭載200mm口径ファンは下段に装備。外気を取り入れ、ストレージ搭載エリアへ向けて風を送り続けてくれる |
リア左上部には排気方向で、「Turbo Fan 120mm」(120×120×25mm/1,000rpm/16dBA)が1基標準で装備されている。なおこのスペースは140mm口径ファン用のネジ穴も装備され、換装に対応。さらに右下にある通気孔部にも、120mmまたは140mm口径ファンが1基増設できる。なおラジエターは120mmまたは140mmサイズがサポートされている。
リア排気ファンには120mm口径「Turbo Fan 120mm」を標準装備。140mm口径ファンにも換装可能で、ネジ穴はスリットタイプを採用。範囲内で固定位置を移動させる事ができる | |
右下にある通気孔部分にも、任意で120mmまたは140mm口径ファン1基が増設可能。ストレージエリアの排気スピードを向上する狙いがある |