エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.399
2015.03.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
NZXT「DOKO」(型番:DOKO-01) 市場想定売価税抜14,800円(発売中) 製品情報(NZXT) |
今回の主役である「DOKO」は、ネットワークを経由してホストPCを操作できるストリーミングデバイス。台湾Awind社のリモートアクセス技術「MirrorOp」をベースに開発され、ホスト側にインストールするストリーミングソフトと、受信用のセットトップボックスにて構成される。
Awind社の開発したリモートアクセス技術「MirrorOP」。Windowsの他、Mac OS XやiOS、Android端末の遠隔操作にも対応している |
「MirrorOp」では無線LANによるアクセスもサポートされているが、「DOKO」では高速かつ安定性の高いギガビットLAN接続に特化することで、50~80msという低遅延を実現。これにより、従来のリモートデスクトップ機能では難しかった、アクティブなPCゲームや最大1080p/30fpsの高画質動画再生を可能にしている。
また本体には、転送遅延が少ない「USB Over IP」に対応するUSBポートを4口搭載。別途キーボード、マウス、ゲームパッド等を接続すれば、普段使い慣れているPCとほぼ同等の環境で、リモート操作を行うことができる。
フロント部には「USB Over IP」に対応するUSBポートを4口搭載 | |
リア部にはHDMI出力、オーディオ出力、ギガビットLANポートが実装される |
ちなみに、セットトップボックスはストリーミング映像を受信するのが主な仕事となるため、スペック面では特筆すべきところはあまりない。プロセッサはARM11コアを含むメディアプロセッサWoderMedia「WM8750」で、メモリはDDR3 256MBと2GBストレージというシンプルな構成。なお外形寸法は、105×118×30mm、重量320gの小型・軽量デザインのため、リビングに設置する場合でもスペースに困る心配はないだろう。
黒を基調にしたシックなデザインのパッケージ。内箱は厚みがあり、剛性も十分だ | |
付属品はACアダプタとネットワークケーブルのみ。キーボードやマウスなどの入力デバイスは別途用意する必要がある |