エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.400
2015.03.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
メモリスロットはデュアルチャンネルに対応するDDR3×4本を実装する。動作クロックはオーバークロック動作で最大3,300MHzまでをサポートし、Intel XMP(Extreme Memory Profile)にも対応。最大で32GBの大容量を搭載することができる。
メモリスロットは、CPUソケット側からDIMM1/DIMM2/DIMM3/DIMM4の順に並ぶ。2枚実装の場合には、ブラックのDIMM2/DIMM4の使用が推奨されている | |
フェライトチョークと固体コンデンサで構成されるメモリ電源は、おそらく2フェーズ。なお、ホワイトとブラックの2色がが交互に並ぶスロットは、左右両端にラッチを備えている |
拡張スロットはベースモデルの「Z97S SLI PLUS」とやや構成が異なり、PCI-Express3.0(x16)×2とPCI-Express2.0(x1)×3のほか、PCI×2を実装。新旧の拡張カードを合わせて使用することができる。また、マルチグラフィックス環境は、ともに2-WAYまでのNVIDIA SLI/AMD CrossFire Xに対応。その際にカード同士の干渉を避けるため、PCI-Express3.0(x16)スロット間は3スロット分の余裕が確保されている。
上下段のPCI-Express3.0(x16)スロット間には十分なクリアランスを確保、干渉防止とエアフローの改善に一役買っている。PCIスロットも2本備え、自在な構成の拡張カードが使用可能だ |
ストレージは主力のSATA3.0(6Gbps)を6ポート、10Gbps転送に対応するM.2スロットとSATA Expressポートをそれぞれ1基ずつ搭載。ただしM.2スロットを使用する場合はSATA 5/6ポートが使用不可で、結果的にSATA Expressとも排他利用となることは覚えておこう。なお、余談ながら「CLASSIC Series」でM.2とSATA Expressの両方を搭載するのは、この「Krait Edition」と「Z97S SLI PLUS」の2機種のみだ。
すべてチップセットから出力される、6基のSATA3.0ポート。この内、SATA5/6ポートがSATA Expressになっている | |
PCI-Express3.0(x16)スロットのすぐ上に位置する、10Gbps転送対応のM.2スロット。こちらもSATA5/6ポートとは排他利用だ |