エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.405
2015.04.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 3.0.3b」でも、圧縮率の影響を確認しておこう。データサイズは1000MBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」「All 0xFF (1Fill)」の3種類を選択し、計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
【All 0xFF (1Fill)】 |
これまでのMarvell製コントローラSSDと同じく、シーケンシャル・ランダムアクセスとも圧縮率の影響を受けることはなく、安定したパフォーマンスを発揮している。そこで、以後のベンチマークは、テストデータ「デフォルト(ランダム)」のみに絞って行うことにした。
引き続き、データサイズによるパフォーマンスの違いと、ランダムアクセスの最高値を中心に「CrystalDiskMark 3.0.3b」のスコアをチェックしていこう。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
4Kランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
シーケンシャルアクセスの最高値は読込534MB/sec、書込215MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。データサイズによる違いも、読込で約25MB/sec、書込では約4MB/secと小さく、データサイズに関わらず転送が安定していることが確認できた。
またランダムアクセスに目を向けると、4Kの最高値は読込32MB/sec、書込88MB/sec、4K QD32は読込326MB/sec、書込215MB/sec。IOPSに換算すると4K QD32はそれぞれ約80,500 IOPSと約52,500 IOPSで、読込については10,000 IOPSも公称値を上回る会心のスコアを計測した。