エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.407
2015.04.14 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
良好な静粛性と冷却性能を見せたGIGABYTE「GV-N960G1 GAMING-4GD」。同製品に限らないが、GIGABYTE製グラフィックスカードには、GPUクロックやGPUコア電圧、ファン回転数などを手軽に調節でき、モニタリングなども行なえる総合ツール「OG GURU Ⅱ」が付属しているので、こちらも簡単に紹介していこう。
グラフィックスカードのオーバークロックやモニタリングが可能な総合ツール「OG GURU Ⅱ」。5つのプロファイル保存やモニタリング記録など、細かいところの出来もいい感じだ |
何ができるかと言えば、他社に付属するツールと大きく違いはない。とはいえ、手軽にクロックアップとダウンが行なえるOCとECOモードを備えているのが特徴だろう。OCモードではGPUクロックが+25MHzされ、ECOモードでは、-90MHzになる。正直、25MHzのクロックアップでは、フレームレートへの影響は体感できないレベルに留まるが、消費電力の変化も含めて「3DMark」で試してみた。
ワンクリックでクロックアップ、ダウンできるモードを搭載している | |
各モード時の動作クロック(MHz) | |
各モード時の「3DMark」スコア | |
各モード時の「3DMark」のフレームレート(fps) | |
各モード時の消費電力(W) |
スコア、消費電力の差は僅かだが、90MHzクロックダウンするECOモードでは、消費電力が約6W低減。オーバースペックになる軽量級ゲームを遊ぶ時に、ワンクリックでクロックダウンして消費電力を落とすのはアリ。ただし、個人的にはもう少し大幅なクロックダウン設定が用意されていても良かったように感じる。(「OC GURU II」は-90MHzがクロックダウンの限界値になる)
なお「OG GURU Ⅱ」はゲーム画面内にフレームレートなどを表示し、クロックアップやダウンが可能なOSD機能も備わっているので、ゲームにあわせてGPUクロックを調節するのも簡単に行うことができる。