エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.407
2015.04.14 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
最後は3D性能チェックと行こう。テストは定番ベンチマークの「3DMark」と拡張パック「蒼天のイシュガルド」(6月23日発売予定)が控えている「Final Fantasy XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(FFXIV)。実ゲームは人気FPSゲーム「バトルフィールド 4」に、注目ゲーム「バトルフィールド ハードライン」と4対1で対決する斬新なアクションゲーム「EVOLVE」を用意。実ゲームは「Fraps」を使って60秒間のフレームレートのMin、Average、Max fpsを測定している。
定番の3Dベンチマークソフト3DMarkとFFXIVの計測から進めていくことにしよう。
「3DMark」はプリセット「Fire Strike Extreme」「Fire Strike」「Sky Diver」「Cloud Gate」を実行。FFXIVは描画設定を“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドットの2パターンで計測を行なった。Average fpsは、“レポート出力”に記載されるフレームレートだ。
「3DMark」 | |
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」 | |
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のフレームレート(fps) |
GeForce GTX 960搭載グラフィックスカードの3D性能としては、ともに普通のスコアになっているが、FFXIVは解像度2,560×1,440ドットでも6,383スコア、53.02fpsと十分快適に遊べるパフォーマンスを発揮している。
続いては定番FPSゲームの「バトルフィールド4」と警察とマフィアという“4”までとは、ひと味違った戦場(警泥!?)を駆け巡る「バトルフィールド ハードライン」だ。ともに描画設定は“最高”と“高”、解像度1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドットの2パターンで計測を行なった。
「バトルフィールド4」(fps) | |
「バトルフィールド ハードライン」(fps) |
「バトルフィールド 4」は、ユーザー操作がなく、GPU負荷が高めなキャンペーンモードの「SHANGHAI」の冒頭シーンを「Fraps」を使って計測。“最高”設定では、fpsゲームでマストな60fpsを切ってしまうが、“高”設定では最小でも82fpsと余裕のフレームレート。解像度2,560×1,440ドットでも、若干描画設定を落とせば、快適に遊べるフレームレートになっている。
「バトルフィールド ハードライン」の計測は、キャンペーンモード「エピソード2:チェックアウト」のクリーニング工場?から屋外(ホテル)に出たシーンで実行している。なるべく同じ操作のプレイを目指したが、どうしても操作にブレが出てしまうため、各描画設定、解像度で5回計測した際の平均値になっている。
最新ゲームのため、ゲームとドライバーの最適化が、あまり進んでいないのもあるが、全体的にフレームレートは「バトルフィールド 4」よりもダウンしている。といっても、1,920×1,080ドット、“高”設定なら最小67fps、平均81.85fpsとヌルヌル描画で楽しむことができるパフォーマンスになっているので安心だ。