エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.409
2015.04.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
続いてテストを行ったのは、同じく3Dベンチマークテストの「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」。プリセット設定からDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”をテスト環境に選択し、計測を行った。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
こちらも「OC Mode」と「Silent Mode」を比較した際には、「3DMark」と似通った傾向になった。負荷の軽い“Basic”では約6%のスコア差といったところだが、より高負荷な“Extreme”では約7~8%に拡大している。もっとも大容量メモリを搭載するGPUだけに、解像度や負荷の高い環境でもそれなりのスコアをたたき出しているのはさすがだ。
ここからは実際のゲームプレイやゲームベンチを通して、「GTX 960 GAMING 4G」の“生”なパフォーマンスをチェックしていく。まずはFPS系タイトルの定番「バトルフィールド4」をチョイス。解像度を1,920×1,080ドットのフルHD、描画設定は“最高”と“高”に設定し、「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレートを「Fraps」で計測した。
バトルフィールド4“高” | |
バトルフィールド4“最高” |
さすがに“高” 設定ではAverage FPSでも軽く80FPS前後をたたき出し、どのモードでも快適に遊べるのは間違いなし。ただしスコアに目を向けて見ると、「OC Mode」と「Silent Mode」ではスコアが10%近くも離れているなど、オーバークロックの効果がはっきりと現れている。これが“最高” 設定になれば25%以上に拡大し、クロックの高い「OC Mode」の優位性がさらに実感できる。ちなみに「OC Mode」の場合は“最高” 設定でも60に迫るAverage FPSをマーク、シーンを選ばず快適に動いてくれそうだ。
続いては同じくゲームタイトルより、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」をプレイ。グラフィックス設定を“最大”と“高”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約3分間プレイし、その際のフレームレートを「Fraps」で計測した。
Watch Dogs“高” | |
Watch Dogs“最大” |
こちらは“最大”設定時でもAverage FPSが40程度であり、グラフィックス設定が高い状態でもそれなりに快適に遊べそうな印象。“高”設定時は「OC Mode」でAverage FPSが60に届く勢いのため、多少重く感じても設定の見直しで十分に対処できる。ちなみに「Silent Mode」との比較では最大で15%の差がつくシーンもあるため、重量級ゲームをプレイする際は積極的に「OC Mode」を活用した方がよさそうだ。