エルミタ的一点突破 Vol.37
2015.04.25 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
定格クロック:冷却ファン回転数(室内温度22.4℃) |
冷却性能が飽和しているアイドル時は、いずれの状態でも約400rpmで推移。ちなみにこの状態でファイル操作やWebブラウジング、画像処理のような比較的ライトな処理を行ってみたところ、ファンの回転数に大きな違いは出なかった。また高負荷時は、Lowで約450rpm、MediumやHighでも500rpm後半までしか上がらず、Low設定の最高値にも達することはなかった。
4.50GHz/1.260V動作時:冷却ファン回転数(室内温度22.4℃) |
4.50GHz駆動時はアイドル時こそ定格と変わらないものの、高負荷時はそれぞれのモードの最高値に近いレベルまで回転数が上昇。とは言え、High設定時の温度は75℃前後で、よほどピーキーなチューニングを行わない限りは、シングルファン構成でも冷却性能が不足することはないだろう。
定格クロック:騒音値(暗騒音31.1dBA) |
高負荷時でもほとんど回転数が上がらない定格時は、いずれも30dBA前半で推移。正直ファンの回転を耳で判別することは難しく、ほとんどの人はファンレスと変わらない感覚で使用できるだろう。ハイエンドCPUクーラーというと、オーバークロックユーザーのものという印象が強いが、「忍者四」は静音を重視するユーザーにもぜひオススメしたい。
4.50GHz/1.260V動作時:騒音値(暗騒音31.1dBA) |
回転数が上昇する4.50GHz駆動時は、Highで40.8dBA、Mediumで36.9dBAまで騒音値も上昇。バラック状態でのテストのため、音の変化には気がつくものの、耳障りというほどではなく、防音性の高いケースを組み合わせてやれば、十分に封じ込めることができるレベルだ。