エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.411
2015.05.02 更新
文:GDM編集部 池西 樹
15.6インチWXGA液晶を採用するASUS「K53TA」 |
「COMPUTEX TAIPEI」の相棒として毎年持参しているのが、15.6インチWXGA(1,366×768ドット)液晶を採用するASUS「K53TA」だ。プロセッサはAMD A6-3400M(4コア/定格1.40GHz/TC時2.30GHz)で、メモリはDDR3 8GB(標準4GB+増設4GB)を搭載。グラフィックスチップはAPU内蔵のRadeon HD 6520Gに加え、Radeon HD 6650Mが増設され、2つのGPUを協調動作させるAMD DualGraphicsにも対応する。2011年発売の旧型モデルながら、オフィスワークであればまだまだ現役で活躍できると判断し、今回SSDの換装に踏み切ることにした。
底面部に設けられた2.5インチストレージベイ。ベイカバーには振動防止用のゴム足と厚さ調整用のスポンジが設けられており、7mmと9.5mm厚のストレージを搭載できる |
ちなみに標準装備のストレージは2.5インチの500GB HDDで、9.5mm厚まで内蔵可能。チップセットは、SATA3.0(6Gbps)対応のAMD A70M FCHだが、内部設計の問題で帯域幅はSATA2.0(3Gbps)相当に制限されている。最新SSDのポテンシャルを最大限に引き出すことはできないが、今回の換装により、どの程度パフォーマンスが改善するのか楽しみだ。
データのクローン化にあたっては、SATA-USB3.0変換アダプタを使いSSDを接続 |
ストレージを換装する場合、OSはクリーンインストールする方法と、使用中のドライブのデータをそのまま利用するクローン化の2種類がある。前者はOSをまっさらな状態に戻せるため、最高のパフォーマンスが期待できるものの、環境構築に時間がかかる。一方後者は、不要なファイルなどもそのまま再現されるため、若干パフォーマンスが低下するが、環境構築の手間を省くことができる。それぞれ一長一短あるが、今回はあまり時間を掛けたくないため、後者のクローン化を選択することにした。
ストレージのクローン化の他、各種バックアップ機能やブータブルCDの作成などもできる「EaseUS Todo Backup」。ホームユースであれば無償で利用することができる |
クローン化には使用したソフトウェアは「EaseUS Todo Backup」。ストレージのクローン化の他、指定したドライブ、パーティション、フォルダ、ファイルのバックアップ/レストアに対応。さらにクローン時にはSSDへの最適化も行うことができる。手順は「ソースディスクの選択」「ターゲットディスクの選択」「最終確認」のわずか3ステップで完了するため、初心者でも特に迷うことなく進めることができるはずだ。