デュアルチャンバ設計のMicroATXケース「Carbide Air 240」

基本スペックを大まかに把握したところで、早速外側から「G-Master Vengeance X99-Mini」の構成パーツを詳細にチェックしていこう。そうとなれば、まずは外観を決定付けているCORSAIRのキューブ型ケース「Carbide Air 240」に触れなくてはならない。
　「Vengeance」シリーズの“顔”といえる「Carbide Air」シリーズのMicroATXモデルであり、熱源の分離とエアフローの効率化を狙った「デュアルチャンバ設計」を最大の特長とする。マザーボードトレイを境とした2層構造を成しており、主要構成パーツを左右エリアに配分。その設計の妙を絶賛されたATXモデル「Carbide Air 540」をそのまま小型化したような設計で、このサイズ感を求めていたユーザーは多かったはずだ。

“兄貴分”である「Carbide Air 540」を小型化したMicroATXケース「Carbide Air 240」を採用。設計思想はそのままに、設置面積が多少のネックだった「Air 540」から大幅に省スペース化を果たした
格子フレームが印象的なフロントフェイス。左右クッキリ分かれたデザインが、内部の2層構造「デュアルチャンバ設計」を意識させる
	フロントパネルと質感を統一させたトップパネル。格子状のデザインがフロントからリアへと繋がっている
左側のサイドパネルには、大胆に開口部を設けたアクリル窓を採用。“魅せるPC”としての要素も兼ね備える
	「Carbide Air 240」は可変レイアウトを採用、縦横両置きに対応する。なお、フロントのエンブレムはマグネット固定式のため、設置形態に応じて向きを付け替えることができる
マザーボードトレイを境に2層構造を成す、「デュアルチャンバ設計」がよく分かる背面カット。反対側は電源ユニットとストレージの格納エリアになっている
右側サイドパネルには、マグネット固定式の防塵フィルタを装備。着脱容易なため、付着したホコリを簡単に除去できる
フロントアクセスポートは、フェイス右側中央に配置。USB3.0×2と音声入出力、電源・リセットスイッチが並ぶ。なお、MicroATX化にともない、光学ドライブ用の5.25インチオープンベイはオミットされた