エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.412
2015.05.05 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
グラフィックスカードなどの熱源から分離された、デュアルチャンバ構造の裏エリア。余剰ケーブルの収納スペースとしても効果的に利用されている |
マザーボード側に続き、デュアルチャンバ設計により分離された反対側のエリアを確認してみよう。こちらは3.5/2.5インチストレージベイのほか、電源ユニットの格納スペースになっている。
ミドルレンジの電源ユニットとしては、もはや鉄板モデルといえる「RM650」が「G-Master Vengeance X99-Mini」の心臓だ。静音仕様の135mmライフルベアリングファンを搭載する80PLUS GOLD認証モデルで、最大の特長は「Zero RPM Fan Mode」によるファンレスオペレーション。低負荷時にはファンを停止させるセミファンレス駆動により、限界まで駆動音を抑えることができるというワケだ。
なおカスタマイズ項目からは750Wモデル「RM750」のほか、80PLUS PLATINUM認証取得の上位モデル「HX750i」を選択することも可能。こちらはグラフィックスカードとの組み合わせも考慮しつつ、最適な容量・モデルをチョイスしよう。
セミファンレス動作の電源ユニットとして、すっかりお馴染みな存在になったCORSAIR「RM650」。80PLUS GOLD認証を取得した高効率かつ低温動作のモデルで、アイドル時には完全にファンを停止させる機能がトピックだ | |
右側エリアのボトムに設置される電源ユニット。サイドパネルの防塵フィルターごしにフレッシュエアを取り入れる設計になっている |
「Carbide Air 240」のストレージベイは、フロント寄りに2.5インチ専用ベイ、リア側に3.5/2.5インチ共用ベイを備える。それぞれケージが丸ごと取り外せるほか、前後からツールフリーでドライブを抜き出すことができる。
ちなみに標準では500GB HDDのみという構成だが、手元の評価機には追加で240GBのSanDisk製SSD「SDSSDHII-240G-J25C」が追加実装されている。システムドライブのSSD化はゲーミングパフォーマンスにも影響する要素のため、ここはぜひともカスタマイズでSSDを指定しておきたい。選択項目はSSDだけでも14項目(2015年4月段階)と、かなり豊富なラインナップから選択できる。
フロント寄りにはSSD用の2.5インチ専用ベイ、電源ユニットと並んだリア側には3.5/2.5インチ共用ベイを備える | |
フロント側はフロントフェイスを取り外す必要があるものの、前後からドライブベイにアクセスできるのはグッド。ディスクの追加や交換などの作業も容易になる |