エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.412
2015.05.05 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ゲーミングデバイスにはイルミネーション機能による“光モノ”が欠かせないが、PCでそれを表現するのは骨が折れる。ところが「G-Master Vengeance X99-Mini」では、ケース内部を幻想的に照らしだすライトアップアクセサリー「LED ILLUMINACION」を標準装備しており、ユーザーが工作に挑む必要はなし。制御ユニットとリモコンで発光色・発光パターンを自在に操ることが可能で、一定時間でカラーを変更したり、明滅させたりといった発光ギミックを楽しむことができる。「Carbide Air 240」が開口部の広いアクリル窓を採用することもあり、こうしたギミックとの相性は抜群にいい。もちろんイルミネーションは消灯することも可能なので、シーンに応じて使い分けよう。
「G-Master Vengeance X99-Mini」を内外から観察、実によく出来たマシンであるという実感が得られた。そこでここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによる検証に移っていこう。Intel X99プラットフォームに、“Haswell-E”のCore i7とGTX 980を組み合わせたウルトラハイエンド構成。いざその実力を見せてもらおう。
まずは定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使用し、CPUのパフォーマンスからチェックしていこう。“Haswell-E”ことCore i7-5930Kはどれほどの実力を見せてくれるだろうか。
CINEBENCH R11.5 |
結果は6コア12スレッドCPUであるCore i7-5930Kの面目躍如といったところで、1059cbと圧倒的なマルチタスク性能を見せつけた。シングルコアのスコアも142cbと良好で、ゲームはもちろん多彩なシーンで十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。