帰ってきた エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.05.06 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
高描画化によるGPU負荷の増加は想定内だが、Direct X11モード全体で、予想以上に増えたメモリ使用量。Direct X9から500MB程度増加した1,400MB台になった。ベンチマークでの結果であり、まだ500MB近く余裕が残っているので、2GBメモリモデルでも問題はないが、先を見越して4GBメモリを搭載したグラフィックスボードを視野に入れておきたい。
メモリ使用量 【1,920×1,080】 | |
メモリ使用量 【2,560×1,440】 | |
メモリ使用量 【3,840×2,160】 |
FFXIV蒼天ベンチマークで見る限り、DirectX 11で描かれる「ファイナルファンタジーXIV」の世界を新描画エンジンの最高品質で楽しむなら、「GeForce GTX 960」がボーダーラインで、4GBメモリ搭載モデルなら、安心度アップといったところだろう。4GBメモリを備え、性能も文句なしの「GeForce GTX 970」なら、より確実だが、ハイエンドGPUだけあって、最安クラスの製品でも4万円前後とかなり高め。
今のところ、「GeForce GTX 960」と「GeForce GTX 970」の間に位置するGPUは予定されていないので、やはりメモリ2GBモデルなら2万円台後半から購入でき、4GBメモリモデルもある「GeForce GTX 960」が良いだろう。
4GBメモリモデルは、各社から登場しており、MSI「GTX 960 GAMING 4G」やGIGABYTE「GV-N960G1 GAMING-4GD」は、エルミタ的速攻撮って出しレビューでレビュー済み。気になる人はチェックしてもらいたい。