USB3.1搭載の充実インターフェイス＆優れたネットワーク機能

欲しい最新機能はすべて詰め込まれていると言っていい、充実のバックパネルインターフェイス。最新のUSB3.1ポートのほか、IntelチップのデュアルギガビットLANも装備している

「X99E-ITX/ac」は、バックパネルインターフェイスも充実したイマドキ仕様だ。USBの新規格であるUSB3.1ポートも2基備えるほか、チーミング動作に対応するIntelチップ（Intel「I218-V」/「I211-AT」）のデュアルギガビットLANを搭載。さらに付属のモジュールによりIEEE802.11acの無線LANとBluetooth 4.0にも対応するなど、ワイヤレス環境のサポートも万全だ。メモリスロットと拡張スロット以外では、もはや上位フォームファクタと遜色のないモデルといえる。

そもそもMini-ITXマザーボードでは珍しい、デュアルギガビットLANを搭載。Intel「I218-V」と「I211-AT」のデュアルチップで構成されており、チーミング動作にも対応している
Azurewave製の無線LAN/Bluetoothモジュール「AW-CE123H」が同梱。専用金具を用いた、縦挿しという珍しい配置で省スペース化を実現している

基板上の搭載チップを総ざらい

画像セッションの締めくくりとして、基板上に実装されたパーツやICチップをまとめてチェックしておこう。

オーディオ回路は、Realtek製の8ch HDオーディオを搭載。ニチコン製のゴールドオーディオコンデンサを実装するなど、ノイズレベルを低く抑える工夫が盛り込まれている
Realtek製オーディオチップ「ALC1150」。8ch出力に対応している	こちらは基板裏に実装されていた、Texas Instruments製ヘッドホンアンプ「NE5532」
最新機種で広く採用されている、USB3.1コントローラ「ASM1142」
ギガビット対応のIntel製イーサネットコントローラ「I211-AT」	同じくIntelチップのイーサネットコントローラ「I218-V」
intersil製PWMコントローラ「ISL6369」。電源回路とメモリスロットの間に実装されている	NXP製のPCI-ExpressクイックスイッチIC「L04083B」
	特に余裕のないCPUソケット周りには、背の低いタンタルコンデンサが実装されていた
Winbond製のBIOSチップ「25Q128FVIQ」	I/OコントローラNuvoton「NCT6791D」