エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.417

外付けストレージが高速化!! USB3.1対応のMSI「Z97A GAMING 7」を試す

2015.05.30 更新

文：テクニカルライター・藤田忠

MSI マザーボード

　USB3.0の2倍となる10Gbpsの高速転送速度を実現したインターフェイス「USB3.1」。SATA3.0（6Gbps）を上回る高速性を外付けでも利用できるとあって、今、最も注目と期待を集めている次世代インターフェイスだ。
　そんなUSB3.1をいち早くマザーボードに搭載しているのがMSI（本社：台湾）。豊富なゲーミング機能やオーバークロックへの高い耐久性と安定性を誇る「GAMING Series」の多くに、USB3.1搭載モデルを投入している。今回は、定番のLGA1150プラットフォームでUSB3.1を採用した「Z97A GAMING 7」を日本法人のエムエスアイコンピュータージャパン株式会社（本社：東京都台東区）より借り受け、USB3.1の実力をメインにチェックしてみることにした。


MSI「Z97A GAMING 7」実勢売価23,500円前後製品情報（エムエスアイコンピュータージャパン株式会社）

最新のUSB3.1を搭載した「Z97A GAMING 7」

10Gbpsの転送速度を実現するUSB3.1。最大転送速度は従来のUSB3.0（5Gbps）はもちろん、内部ストレージインターフェイスのSATA3.0（6Gbps）も凌駕し、SATA Express規格やM.2規格と肩を並べる。まさに次世代と呼ぶに相応しいインターフェイスだ。


「Z97A GAMING 7」のキモとなるUSB3.1ポート。汎用性の高いType-A形状のポートをリアに2ポート備えている

そんなUSB3.1（Type-A）を搭載するMSI「Z97A GAMING 7」は、Intel「9」シリーズに合わせて投入されたMSIの人気シリーズ「GAMING Series」の「Z97 GAMING 7」に、USB3.1コントローラーチップのASMedia社製「ASM1142」を追加。「GAMING Series」ならではの魅力的な機能を加えた、注目＆期待のUSB3.1対応マザーボードとなっている。