帰ってきた エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.06.11 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
モバイルバッテリーも日進月歩。かつてはサイズや重量感から持て余し気味だった大容量モデルもスリムかつ軽量になり、携帯性重視のモデルは楽にポケットに収まるレベルに。今こそ自分にあった製品を選び直したい |
端末の身を飾るケースなどに並び、スマートフォンユーザーが最も関心を寄せている周辺機器が充電系のアイテムだ。手元での情報収集に暇つぶしの娯楽に至るまで、今やスマートフォンは欠かせないデバイス。そのバッテリー事情には一際敏感にならざるを得ず、かくいう筆者も折にふれてバッテリーのパーセンテージに目を光らせている1人だ。
その便利さを担保してくれるのがモバイルバッテリーというワケだが、昨今のモデルは特にスリム・軽量化が著しい。今回ご紹介するAukeyブランドの2製品もまさにそうしたアイテムで、持て余すことなくカバンに、そしてポケットに忍ばせることができる。
Aukey PB-N30 3600 mAh Slim Portable External Battery Pack with AIPower 製品情報(Aukey) |
編集部に届けられた2製品のうち、携帯性重視のコンパクトモデルが「Aukey PB-N30 3600 mAh Slim Portable External Battery Pack with AIPower」(以下「PB-N30」)。ほとんどスティック状といっていい極薄・軽量ボディが持ち味で、スーツの内ポケットにもスリムに収めることができる。
容量は製品名通り3,600mAhのモデルで、容量1,810mAhとされるiPhone 6なら1.5回分ほど、2,915mAhのiPhone 6 Plusでも1回分は充電できる計算だ。そして最大の特長は、本製品が世界初というLightning入力ポートを搭載する点。通常はバッテリー本体の充電用にmicroUSBケーブルを用意しなくてはいけないところ、iPhone充電用のLightningケーブルをそのまま使い回すことができる。まさにiPhoneユーザーにとっては、願ってもない機能だ。
Aukey PB-T1 Qualcomm Quick Charge 2.0 10000mAh External Battery Charger 製品情報(Aukey) |
続いては、容量10,000mAhを内蔵する大容量モデル「Aukey PB-T1 Qualcomm Quick Charge 2.0 10000mAh External Battery Charger」(以下「PB-T1」)を見てみよう。話の流れからこちらがAndroid向けの製品となるワケだが、こちらはQualcommが開発した高速充電技術「Quick Charge 2.0」に対応する点がトピックだ。
「Quick Charge 2.0」は、従来の高速充電との比較で125%ものスピードで充電できるという技術で、国内向けスマートフォンでは主に2014年夏モデル以降の端末が対応している。残念ながらiPhoneなどiOSデバイスには現時点で対応モデルがなく、そのためAndroid搭載の対応スマートフォンにより適しているというワケだ。
ちなみに容量は10,000mAhで、最新機種の「Xperia Z4」(2,930mAh)を含む一般的なAndroidスマートフォンを3回分は楽に充電できる。