エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.420
2015.06.24 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは「USB 3.1/A+C Card」を接続して、そのパフォーマンスをいろいろ試してみることにしよう。
テスト環境は以下の通りで、LGA1150プラットフォームを使用している。CPUはLGA1150の最上位となる「Core i7-4790K」。マザーボードには、互換性の確認の意味も含めてASRockではなくあえてMSI「Z97A GAMING 7」を使用している。
ストレージデバイスにはUSB3.1対応の外付けHDD/SSDケースの他、ASRockから2台のSATA3.0(6Gbps)デバイスで作成したRAID 0環境を、USB3.1に変換できる検証用ボード「1352 USB3.1 RAID Card」を借り受け、パフォーマンスの計測を行った。この検証用ボードには、SandForce製コントローラの「SF-2281」を採用したADATA製SSD「ASP900S3-128GM-C-7MM」(容量128GB、シーケンシャル読込最高545MB/sec、書込最高535MB/sec)を2台接続している。
ちなみに、このボードの販売予定は残念ながらないとのこと。“変態マザーボード”でおなじみのASRockなので、今後の製品化に期待したいところである。
「1352 USB3.1 RAID Card」。2基のSATA3.0(6Gbps)コネクタを備え、接続したデバイスでRAID 0を構築、USB3.1に変換する | |
検証用ボードにはASMedia「ASM1352R」を搭載していた。SATA3.0(6Gbps) RAID 0→USB3.1に変換するコントローラがあるので、いずれは製品化されるかも | USBコネクタは2.5インチ外付けHDD/SSDケースで採用されているMicro-Bタイプ。ケーブルはUSB3.1対応外付けHDD/SSDケースの玄人志向「GW2.5FST-SU3.1」/に付属していたType-A-Micro-Bケーブルを流用した |
「ASP900S3-128GM-C-7MM」を2台接続してRAID 0を構築。電源は4pinコネクタで別途供給する形だ |