エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.422
2015.06.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて実際のゲームシーンを考慮した3Dベンチマークとして、オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認していこう。テスト条件はグラフィック設定を“標準品質(デスクトップPC)”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
オンボードグラフィックスには少々荷が重いベンチマークソフトということもあり、1,280×720ドットで“設定変更を推奨”、1,920×1,080ドットでは“設定変更が必要”とかなり厳しい判定。またG1820Tとの比較では、1,920×1,080ドットで約7割と粘りをみせるものの、1,280×720ドットでは、シングルスレッド性能がボトルネックとなるためか約5割と大きく溝を開けられた。
グラフィックス系ベンチマークのラストは「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」だ。テスト条件はグラフィック設定を“低品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択して計測を行っている。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン |
ボーダーラインぎりぎりだが、1,280×720ドットで通常のプレイができる“普通”を獲得しているのは評価に値する。1,920×1,080ドットではガクッと数値が落ちるため、高解像度プレイは難しいものの、解像度や画質設定をうまく調整してやれば、このクラスのゲームなら問題なく遊ぶことができるだろう。
冒頭でも触れた通り、Braswellではストレージ周りも強化され、Intelの省電力向けプロセッサでは初めてSATA3.0(6Gbps)ポートが実装されている。そこで、「CrystalDiskMark 4.0.3」と「ATTO Disk Benchmark 2.37」を使い、気になるパフォーマンスを簡単に確認しておこう。なお計測には起動ドライブに使用したPLEXTOR「PX-256M5P」を使い、ネットワークケーブルなども接続したままの状態で行っている。
「CrystalDiskMark 4.0.3」(N3700-ITX) | 「CrystalDiskMark 4.0.3」(Celeron G1820T) |
「ATTO Disk Benchmark 2.37」(N3700-ITX) | 「ATTO Disk Benchmark 2.37」(Celeron G1820T) |
ランダムアクセスは4K、4K QD32とも書込を中心に低調なスコア。ただしシーケンシャルアクセスは「CrystalDiskMark 4.0.3」「ATTO Disk Benchmark 2.37」とも、ほぼ公称スペック通りとなる読込約540MB/sec、書込約450MB/secを計測しており、ハイエンドのSATA3.0(6Gbps)SSDでもそのパフォーマンスを十分に発揮することができる。