エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.423
2015.07.03 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは大本命となる「GTX 980Ti GAMING 6G」のパフォーマンスチェックを行なっていこう。「GTX 980Ti GAMING 6G」は、独自ユーティリティ「Gaming APP」による簡易チューニングに対応。スペック上では定格クロック1,178MHz、ブーストクロック1,279MHz、メモリクロック7,096MHz相当で動作する「OC Mode」、定格クロック1,140MHz、ブーストクロック1,228MHz、メモリクロック7,010MHz相当の「Gaming Mode」。そしてNVIDIAのリファレンスモデルと同じ、定格クロック1,000MHz、ブーストクロック1,076MHz、メモリクロック7,010MHz相当となる「Silent Mode」の3つのモードをワンクリックで切り替えできる。各モードへの切り替えにOSの再起動は必要なく、シームレスにパフォーマンスアップや静音動作が可能になっている。ちなみにモードに関係なく、アイドル時のGPUコアクロックは、135MHzまで落ちる省電力動作になっている。
なおパフォーマンスチェックのテスト機材にはLGA1150版Core i7最上位となる「Core i7-4790K」や「Intel Z97 Express」搭載マザーボード、SATA3.0(6Gbps)SSDといった鉄板構成を用意している。
「GPU-Z」読みの各モードの定格、ブーストクロック、実動の最大ブーストクロックをまとめたのがこちら。リファレンスクロックから40%近く向上する1,400MHz台に届きそうな「OC Mode」のパフォーマンスに期待大だ。