エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.423
2015.07.03 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
まずは3Dベンチマークのド鉄板「3DMark」から、DirectX 11世代のミドルGPUを搭載したデスクトップPCやゲーム向けノートPCに最適とされているテストの「Sky Diver」。そしてハイエンドGPU向けテストの「Fire Strike」に加えて、マルチGPU構成などを想定したプリセットの「Extreme」、解像度が3860×2160ドットになる「Ultra」も測定を行なっている。
Sky Diver | |
Fire Strike | |
Fire Strike Extreme | |
Fire Strike Ultra |
リファレンスモデル相当となる「Silent Mode」と比べて、「Sky Diver」と「Fire Strike」のGraphic Scoreは最大パフォーマンスとなる「OC Mode」で約5%向上。「Gaming Mode」でも3.5%程度スコアアップしている。マルチGPUや4K解像度を想定した「Extreme」と「Ultra」では、「Gaming Mode」と「Silent Mode」の差が1%程度に縮まっているが、「OC Mode」は「Extreme」で約5%、「Ultra」で約4%のパフォーマンスがアップしている。メモリクロックのOCも影響しているのかも知れない。
またMSI提供の「Fire Strike Extreme」との比較では、「GeForce GTX TITAN X」を上回るパフォーマンスを計測。ドライババージョンなど計測環境による違いを考慮する必要はあるものの、注目に値する結果といえるだろう。4K解像度やMODをいろいろ導入した環境では、GTX TITAN Xのメモリ容量12GBが効いてくることもあるだろうが、通常ゲーミングでは「GTX 980Ti GAMING 6G」はかなり狙い目と言える。