エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.427
2015.07.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
今回検証を進める「NITRO R9 380 4G GDDR5 PCI-E DI/DD/H/DP DUAL-X」(以降「NITRO R9 380 4G GDDR5」)は、SAPPHIREが展開する新シリーズ「SAPPHIRE NITRO」に属するRadeon R9 380グラフィックスカード。VGAクーラーには高耐久な2ボールベアリング100mmファン×2を備える「DUAL-Xクーリング」を搭載。さらに放熱効率に優れた銅製ヒートパイプ、高い電源効率を誇るブラックダイヤモンドチョーク、5,000時間の長寿命化を実現した固体コンデンサなど、耐久性に優れるコンポーネントを採用することで、品質や安定性を高めている。
高品質なコンポーネントで固められた電源回路により、長時間負荷のかかるゲームプレイでも安定動作が可能 |
またコア温度が52℃以下になるとファンの回転を減速、アイドル時には完全に停止させる新ファンコントロール機能「Intelligent Fan Control 2」を実装。SAPPHIRE製グラフィックスカードでは初めて、セミファンレス駆動に対応するのも大きなトピックだ。もちろん高負荷時でも、ファンの回転はインテリジェントに制御されるため、騒音を抑えつつ高い冷却効果が期待できる。
銅製ヒートパイプと100mmファン×2で構成された「DUAL-Xクーリング」。アイドル時はファンの回転を停止するセミファンレス駆動に対応する |
スペックは、SP数1,792基、コアクロック985MHz(リファレンス970MHz)、メモリクロック5,800MHz(リファレンス5,700MHz)、メモリバス幅256bitで、GDDR5 4GBのビデオメモリを実装。インターフェイスはDualLink DVI-D×1、DualLink DVI-I×1、HDMI1.4a×1、DisplayPort1.2×1。補助電源コネクタは6pin×2を備える。
SAPPHIREらしい黒を基調にしたパッケージデザイン。裏面では「DUAL-Xクーリング」の構造が確認できる |