エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.428
2015.07.25 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
続いては、同じく3Dベンチマークテストから「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」をチョイス。プリセット設定からDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”をテスト環境に選択し、計測を行った。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
こちらも「3DMark」と同様に、動作クロックに応じて高いスコアをマーク。出荷時クロックとリファレンスでは5%ほどの差にとどまっているものの、OCクロックはリファレンス比で15%以上水をあけている。また、“Extreme”ではその差が拡大傾向にあることから、より高負荷な環境でオーバークロックが“効く”ことが分かる。
次なるベンチマークは、DirectX 11対応のエンジンを採用した「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」だ。設定プリセットはDirectX 11モードの「最高品質」にセットしつつ、解像度設定を変更。GTX 980 Tiの機能の1つである「Dynamic Super Resolution(DSR)」を有効にした上で、1,920×1,080ドットに加えて2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットのカスタム解像度で計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
さすがに出荷時の状態ではクロック差が少ないことから大幅な差はついていないものの、200MHz以上違うOCクロックでの計測結果はかなり有望だ。フルHD環境こそリファレンス比で6%ほどと目立たないものの、2,560×1,440ドットで10%以上、4k解像度では25%以上と、大きな違いを見せつけてくれた。テスト後に出力される平均フレームレートにおいても4Kで50FPS以上(他のクロック設定では40FPS前後)を叩き出しており、フルHD超の環境でプレイするなら、より高クロックな状態での運用が望ましいと言える。