エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.07.28 更新
文:GDM編集部 池西 樹
上海問屋「DN-12715」(発売中) 直販価格税込1,999円(製品情報) |
上海問屋から先日発売された「DN-12715」は、デスクトップPCのPCIスロット、またはノートPCのminiPCI-Express/miniPCIスロットを経由して、マザーボードのPOST状態をリアルタイムにチェックできるマザーボードテスター。エルミタの「Press release」枠でも多くのアクセスを集めており、注目度はかなり高い。
「DN-12715」を使えば拡張スロットを経由して、マザーボードのPOSTコードなどをリアルタイムに確認可能。ちなみにメイン基板の液晶とサブ液晶には同じ内容が表示される |
「DN-12715」は、液晶パネルを搭載したPCIスロット用メイン基板の他、miniPCI-Express/miniPCI対応基板と、サブ液晶ディスプレイで構成され、それぞれ付属のフラットケーブルで接続できる。またメイン基板上には「MENU」「ENTER」「UP」「DOWN」の4つの操作ボタンが実装され、デバッグモードやBIOSの種類を接続機器に合わせて選択可能。さらに「3.3V」「CLK」「RESET」「FRAME」「IRDY」「SYSCLK」の6個のLEDインジケーターにより、スロットの状態や信号についてもリアルタイムに判断できる。
ノークレーム・ノーサポートながら店頭での売れ行きは好調とのこと。初回入荷数は少なめということで、購入を検討しているなら早めに決断したほうがいいだろう |
対応BIOSは「AMI 6.0/AWARD 6.0/Phoenix 6.0」の3種で、正式対応チップセットは、Intel 815 / 845 / 865 / 915 / 945 / 965、ATI SB600 / ATI Express200 / ATI Express1100、AMD 480Xとかなり古め。ただし簡易マニュアルには、LGA1156やLGA1366マザーボードでの動作確認も謳われており、比較的汎用性は高そうだ。とは言え、この製品はノークレーム・ノーサポートが前提の「上海道場」の中でも最高クラス「7段」認定モデル。使い方や対応製品については、実際に試してみるのが一番だろう。