エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.429
2015.07.30 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは実際に借り受けた「980 Ti Super JetStream」を動作させ、その気になるパフォーマンスをチェックしていくことにしよう。テストはLGA1150プラットフォームで実施。4コア/4スレッドCPUの「Core i5-4690」や「Intel Z97 Express」チップセット搭載マザーボード、SATA3 SSDなどを使用している。詳細スペックは以下の通り。
主要ベンチマークや実ゲームでのパフォーマンスチェックは、Palitの独自オーバークロックユーティリティ「THUNDER MASTER」を使って、リファレンス相当にまでコアクロックをダウンさせた状態も計測を行なうことにした。ただ、「THUNDER MASTER」はダウンクロックの可能範囲はベースクロックの-90MHzまでになる。そのため、ベースクロック1,062MHz、ブーストクロック1,151MHz(最大1238.3MHz)動作と、各種ベンチマークの結果は実際のリファレンスモデルよりも、やや高めの数値になると思われる。
ブルーベースの画面がなかなかカッコいいPalitのオーバークロックユーティリティ「THUNDER MASTER」。GPUとメモリクロックの調節や電圧、ファン回転数の調節などを行う事ができる | |
コアクロックを-90MHzしたリファレンス相当のスペック。ブーストクロックは最大1,238.3MHzまで上昇した |
「980 Ti Super JetStream」の計測準備が整ったところで、主要ベンチマークと実ゲームを使い、そのパフォーマンスを計測していこう。なお、各結果は「980 Ti Super JetStream」の出荷時クロックを“定格”、ダウンクロックさせた状態を“リファレンス相当”として区別している。