エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.429
2015.07.30 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
次は描画エンジンがDirectX 11に対応した「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」(以下:FFXIV:蒼天)だ。ベンチマークはDirectX 11モードの「最高品質」、解像度1920×1080ドットに加えて、「NVIDIAコントロールパネル」で「DSR(Dynamic Super Resolution)」の設定を行ない解像度2560×1440ドット、解像度3840×2160ドットでも実行。さらに「レポート出力」で出力される平均フレームレートの結果もまとめている。
FFXIV:蒼天 スコア | |
FFXIV:蒼天 平均フレームレート |
大きくはないが、“リファレンス相当”と“定格”でしっかり差が出ている。ミドルレンジGPUの「GeForce GTX 960」でも、「最高品質」、解像度1920×1080ドットで平均フレームレートは30fpsを超えるFFXIV:蒼天。さすがに1920×1080ドットでは120Hz・144Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせない限りオーバースペックになってしまうが、1920×1080ドットを超える解像度でのプレイを考えている人には、うれしい平均フレームレートになっているだろう。
続いては、2015年8月31日から正式サービスがスタートするカプコンのオンラインオープンワールドアクションゲームの「Dragon’s Dogma Online」だ。ただ、7月16日に公開されたベンチマークソフトは、GPUよりもCPUスペックの影響度が大きく、「Core i7-4790K」+「GeForce GTX 960」構成と、「Core i5-4690」+「GeForce GTX 980 Ti」構成のスコアが同じになってしまうことも。そのため参考程度に見てもらいたい。
なお、計測は「最高品質」、解像度1920×1080ドット(ベンチマークはフルHD以上の解像度は設定できない)で実行。スコアの目安は3500~6999スコアで「快適」、7000以上で「とても快適」となっている。
Dragon’s Dogma Onlineベンチマーク スコア |
“リファレンス相当”と“定格”のスコア差は誤差の範疇に。実際のパフォーマンスは正式サービスのスタート待ちになってしまうが、クローズドβテストのプレイではGeForce GTX 980 Tiで重たいと感じるシーンはなかったので、まず大丈夫だろう。