エルミタ的速攻撮って出しレビュー ~番外編~
2015.08.12 更新
文:GDM編集部 Tawashi
初心者からエンスージアスト向けまで、多彩なオリジナルPCを取り揃えるサイコム。中でもCPUとグラフィックスカードを独立で水冷化させた「G-Master Hydro」シリーズは、代表的な人気モデルだ。
CPUだけでなくグラフィックスカードも水冷化した「G-Master Hydro」。ラジエター用の冷却ファンはNoctua製に換装されている |
オールインワン水冷ユニットが普及した昨今、CPUの水冷化こそ一般的ながら、グラフィックスカードを加えた「デュアル水冷システム」の構築ともなれば、その方法は限定的だ。構成パーツを個別に選定するDIY水冷という手もあるが、それなりにスキルが要求され、万人にお勧めできるとは言いがたい。さらにグラフィックスカードの水冷化は、メーカー保証の対象外となる「改造行為」に当たり、二の足を踏む大きな要因でもある。このハードルの高さがどうにかならないか、そんなニーズに応えるべく開発されたのが、「G-Master Hydro」シリーズというワケだ。
CORSAIR「Obsidian 350D」を採用するミニタワーモデル「G-Master Hydro-Mini2」 | 「Define R5」を採用するミドルタワーモデル「G-Master Hydro-Z97」「G-Master Hydro-X99II」 |
専門的な自作PCのスキルを一切必要とせずに、誰でもハイエンドユーザーを唸らせるデュアル水冷マシンを手に入れる事ができる。もちろんハイエンドユーザーにとっても、サイコムオリジナル水冷仕様「GeForce GTX」を搭載したBTOは、魅力的な存在に映るはずだ。
「デュアル水冷システム」で採用されているサイコムオリジナル水冷仕様「GeForce GTX 980 Ti」 |