エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.432

性能・静粛性を犠牲にしないショートサイズ　SAPPHIRE「R9 380 ITX COMPACT」

2015.08.14 更新

文：GDM編集部池西樹

グラフィックスカード

高品質なコンポーネントで構成された基板をチェック

最後にVGAクーラーを取り外した基板側の構成を確認していこう。電源回路は5+2フェーズ構成で、MOSFETには効率の高さに定評のあるInternational Rectifier製「ドライバMOSFET」を実装。さらに「ブラックダイヤモンドチョーク」や「固体コンデンサ」など、高品質なコンポーネントを贅沢に採用することで、GPUやメモリに安定した電源を供給する。



基板サイズに制限があるため、各コンポーネントの実装密度は非常に高い

基板上で最も広いスペースを専有するGPU「Radeon R9 380」。採用コアは「Radeon R9 285」と同じ“Tonga”コア

GPUコアを囲むように配置されたSamsung製ビデオメモリ「K4G20325FS-HC03」。容量は1枚あたり256MB、動作クロックは6,000MHz

ブラックダイヤモンドチョークと固体コンデンサを採用する5+2フェーズの電源回路

GPU側の電源回路にはInternational Rectifier製ドライバMOSFET「IR3553」を搭載	6+2フェーズまで対応するInternational Rectifier製PWMコントローラ「IR3567B」

メモリ用電源回路にもOn抵抗の低い高品質MOSFETを採用する	補助電源コネクタ脇に配置された大型のチップコンデンサ

電源回路以外には薄型のフェライトコアチョークが搭載される

PWM制御に対応する冷却ファン用4pinコネクタ	補助電源コネクタは8pin×1。PCI-Expressスロットの75Wと合わせて225Wまで供給できる計算だ
	基板には「グラフィックスBIOS」と「UEFI BIOS」の動作モード切り替えスイッチを搭載