エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.433
2015.08.22 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
マザーボードへの装着が完了し、いざ冷却テストと行きたいところ、メモリスロットクリアランスをチェックしておきたい。「ETS-T40Fit Series」は、隣接するメモリスロットに100%干渉しない、スリムなヒートシンク設計が特徴。25mm厚の冷却ファンは、メモリスロット上部エリアには一切はみ出すことはなく、あらゆるタイプの大型ヒートスプレッダ付きメモリを使用する事ができる。
マザーボードに搭載した「ETS-T40F-TB」を真横から見ると、隣接するメモリスロット上部エリアのクリアランスは、完全に確保されている事が分かる | |
メモリスロットを手前に、斜め上からも眺めてみる。標準搭載されるT.B.Silence PWMタイプ静音120mmファンとメモリスロットとの距離は、かなり余裕があるように見える |
では実際に大型ヒートスプレッダが装着された、CORSAIR「Dominator Platinum」シリーズを搭載してみよう。ちなみに「Dominator Platinum」の高さは55mmとされている。
当然ながら、CORSAIR「Dominator Platinum」シリーズの4枚挿しでも、「ETS-T40F-TB」の冷却ファンに干渉する事なく共存できている |
今回搭載したLGA1150はもとより、Skylake世代の最新プラットフォームに、ハイエンド志向のDDR4メモリを組み合わせる構成でも、隣接するメモリスロットに100%干渉しない。放熱面積を無理に稼ぐことなく、スリムタイプのヒートシンクで高い冷却能力を得るという設計思想の「ETS-T40F-TB」。次のセッションでは高負荷状況下でのCPU温度や騒音値など、各種テストを実施。冷却機器としてのパフォーマンスを計測していく。