エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.438
2015.09.04 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
センサーの情報はガジェット形式になっており、実際のシステムのように配置することができる | |
センサーで取得した情報を元に、各種アクションの設定も可能 | |
各種情報はグループ化やログの取得にも対応する |
Skylake第1弾としてリリースされたCore i7-6700K(TDP91W)によるテストでは、定格の高負荷時で59℃、4.60GHz駆動時でも70℃前半で安定。余力を残しながら、上位Skylakeを冷却する十分な能力を証明した。もちろんTDP65Wの最新Skylakeでの運用に不安はない。
冷却能力に申し分がない「H100i GTX」 |
オールインワン水冷ユニットを世に広めたブランドであるCORSAIRは、初代モデルから改良を重ね、世代にあった完成度の高い製品を今日まで提供し続けている。外見上、ライバルモデルとの差別化は難しいカテゴリだが、累計の販売数の強みも手伝い、常にブラッシュアップされた最新モデルが入手できる点は強みだ。
ラジエターさえ搭載できれば、わずか35mm厚のウォーターブロックにより、幅の狭いミニタワーPCケースでも高冷却を可能にする。近頃出回る空冷・水冷ハイブリッドタイプのハイエンドグラフィックスカードとの組み合わせにより、自作PCならではのデュアル水冷システムの構築も面白いだろう。
静音性も高く、大掛かりな空冷CPUクーラーの代替えには十分の性能を備えた「H100i GTX」。質のいい冷却が期待できる。