エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.09.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「CIF-HBC25MS」のセットアップが完了したところで、ここからは各種ベンチマークソフトを使い、その効果を確認していこう。起動用ドライブはWestern Digital「WD Blue」シリーズ500GBモデル「WD5000AAKX」を用意し、テスト用のOSにはWindows 7 Ultimateをクリーンインストール。キャッシュ用SSDはPLEXTOR「M6 PRO」シリーズの128GBモデル「PX-128M6Pro」で、前述の通り32GBをキャッシュボリュームに割り当て。モードは「読み込み高速化モード」(以降「読み込み」)と「読み込み/書き込み高速化モード」(以降「読み書き」)の2種類を選択している。なお検証機材の詳細は以下の表を参照いただきたい。
まずは「CrystalDiskMark 5.0.2」を使い、基本性能をチェックしていこう。データサイズは50MB、1GiB、8GiB、32GiBの4種、データ形式は「ランダム」を選択している。
50MiB | 1GiB |
8GiB | 32GiB |
50MiB | 1GiB |
8GiB | 32GiB |
50MiB | 1GiB |
8GiB | 32GiB |
「読み込み」ではシーケンシャル読込が最高398MB/secまで高速化。PCI-Express2.0(x1)の帯域幅制限のため、SSDの公称スペックには及ばないものの大幅に性能がアップ。さらにデータサイズが1GiBまでは、ランダム読込も約245MB/secへと上がり、細かいファイルの読込が多い、OSやアプリケーションの起動では大きな効果が期待できる。そして書込でもキャッシュが有効になる「読み書き」では、1GiBまではすべてのスコアが向上。SSDへの書込が増えるため、SSDの寿命は低下するが、性能を重視するなら選択してみるといいだろう。