エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.446
2015.10.11 更新
文:GDM編集部 Tawashi
「Premium-Line」シリーズのコンセプトを把握したところで、借り受けた「Sycom Premium-Line Z170FD」評価モデルの外観からチェックを開始しよう。
内側に高密度吸音素材が貼り付けられた2重構造のフロントパネル。ドアは蝶番を付け替えることで開閉方向が変更できる「デュアルサイドマウンティング」を採用する |
採用PCケースのFractal Design「Define R5」は、昨年末に発売された人気モデル。フラットデザインを採用するフロントパネルは開閉ドア仕様。従来の静音コンセプトに加え、水冷ユニット構築を想定したイマドキ仕様のPCケースは、「Premium-Line」シリーズにふさわしい。
フロントトップに並ぶスイッチ類とアクセスポート。中央丸形のPOWERスイッチ外周は通電時Blue LEDが発光。フロント開閉ドア上部にカットされた部分からは、HDDアクセスBlue LEDが漏れ光る演出 | |
フロントにはワンタッチで着脱可能なプラスチック製の防塵フィルタを装備。取り外すと内部には140mm口径ファン1基が搭載されている |
「Define R5」の外形寸法はW232×D521×H451mmで、重量は11.2kg。一般的な同クラスのミドルタワーPCケースに比べて重量がある理由は、スチール製サイドパネルと高密度吸音素材の2層構造にある。遮音性の高さが特徴のPCケースだけに、重量のあるサイドパネルは頑丈に作られている。
重量感のあるサイドパネル。コツコツ叩くと、反響音で高密度吸音素材の効果が実感できる。また未使用時の増設ファン搭載スペースにはフタが閉じられているため、音漏れの心配は無用 | |
ボトム面をチェック。長さ約490mmの防塵フィルタは、ボディ前面から後面まで広くカバーする。フロント方向へ引き出せるためメンテナンスも容易 |
さらにトップ開口部にはマグネット固定のサイコムオリジナル防塵フィルタが装着されている。ラジエター部のエアフローや防塵に配慮しつつ、デザイン面でも収まりがよく、特にホワイトボディとの相性がいい。
取り外した「ModuVent」2枚分の開口部には、サイコム謹製の防塵フィルタが装着されている。ケースカラーにホワイトモデルを選択すると、ブラックカラーとのコントラストがちょうどいい |
なお「Sycom Premium-Line Z170FD」は評価機と同色の「Define R5 White」のほか、「Define R5 Black Pearl」、さらにブラック+クリアサイドパネル仕様の「Define R5 Black Pearl WINDOW」も選択できる。
ブラック+クリアサイドパネル仕様の「Define R5 Black Pearl WINDOW」。パネル越しに内部を見せることができる |