• 編集部：
  最後に一言お願いします。
• Hannes氏
  静かでパワフル、将来的な拡張性を兼ね備えた「Define R5」をベースに、サイコムが手掛ける「Premium-Line」シリーズに期待しています。
• 河野氏
  グラフィックスカードの標準構成はGeForce GTX 750 TiとGeForce GTX 960のどちらか迷いましたが、後者を選択しました。理由はゲーマーを意識したわけではなく、単純に上位のGPUだからです。これは、車選びに似ているところがあるかもしれません。なにも実際にスピードを出して走るわけではないが、いいエンジンを搭載したグレードを選ぶ。そんな所有欲を満たしたいという感覚は、誰しもがあると思います。コストを追求するのではなく、PCと安心して長く付き合っていきたい。「Premium-Line」シリーズではそのようなユーザーをターゲットにしています。

サイコムの新機軸「Premium-Line」シリーズ

CPUとグラフィックスカードのデュアル水冷マシンに代表される、エンスージアスト向けモデルを積極的に展開するサイコム。そんなサイコムが新たに打ち出したのが、今回紹介した「Premium-Line」シリーズだ。

「プレミアム」とはなんだろうか。本来「特別」といった意味合いを持つが、「Premium-Line」シリーズの構成パーツは、誰もが購入できる市販の製品が使われている。つまりサイコムが提唱する「プレミアム」とは、希少性に限定される事ではない。それはFractal Designこだわりの逸品の数々であり、サイコムの目利きによる「より厳選された」構成パーツが凝縮しているモデルと解釈できる。

「Premium-Line」シリーズのBTOは外箱も従来モデルとは異なる特注品。「Define R5」がスッポリと収まる「プレミアム」なパッケージだ

一方で、充実のアフターサービスによる独自のサポートは、サイコムBTOの従来ラインナップとは明らかに違う「特権」であり、まさにこれこそが「プレミアム」なのだ。オーナーのみに与えられた3つのサポートは、万が一に備えた万全のバックアップ体制という「安心感」であり、長く付き合えるメインマシン選びの重要な存在となっている。それこそが、「Premium-Line」シリーズ最大の“プレミアム”だ。まだまだ産声を上げたばかりの新ブランドだが、今後の展開から目が離せない。