エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.10.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
OSの日本語化が完了したところで、ここからは各種ベンチマークソフトを使い、Ployer「MOMO7W」の実力を簡単にチェックしていこう。なお今回は比較対象として、Windows 10にアップデートしたChuwi「Hi8」を用意して計測を行っている。
「MOMO7W」の「CPU-Z 1.73.0」の結果。アイドル時は500MHz、高負荷時はおおむね1.33GHzで推移する | |
「Hi8」の「CPU-Z 1.73.0」の結果。アイドル時は500MHz、高負荷時は「MOMO7W」よりやや高い1.58GHzで推移する |
まずは「Windows エクスペリエンスインデックス」(WinSAT)を使い、Windows環境における基本的なパフォーマンスからチェックしていこう。なおゲーム用グラフィックスについては、いずれのPCでも正常な数値が取得できていないため、今回は無視していただきたい。
Windows エクスペリエンスインデックス(WinSAT) |
「Hi8」のAtom Z3736Fに比べ、メモリ帯域幅が半分に制限されるAtom Z3735Gを搭載するため、メモリは“1.0”ポイント、グラフィックスも“0.6”とやや溝を開けられた。一方、プライマリ ハードディスクは0.7ポイント上回っており、「MOMO7W」に内蔵されるeMMCは低容量ながら、パフォーマンスは上々だ。いずれにせよWindows 10を使う上で必要とされる3.0ポイント以上はすべての項目でクリアしており、一般的な運用であれば問題が出ることはないだろう。
続いて「CrystalMark 2004R3」にて、実装コンポーネントごとのパフォーマンスをチェックしていくことにしよう。
CrystalMark 2004R3 |
スコアの傾向は「Windows エクスペリエンスインデックス」と同様。最も大きな差がついたのが「MEM」で約7割前後。また「ALU」「FPU」などのCPU系スコアや、「GDI」「D2D」「OGL」などのGPU系スコアでもやや後塵を配する結果。一方、「HDD」は2倍以上の性能を発揮しており、総合スコアの底上げに大きく貢献している。