エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.448
2015.10.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「Canvas SC300」シリーズ「HFS128G32MND-3312A」(128GB) 市場想定売価6,000円前後(発売中) 製品情報(SK hynix) |
Link_A_Media Devicesの流れをくむオリジナルコントローラを採用 |
今回取り上げる「Canvas SC300」シリーズは、SK hynixブランドが手掛ける第2世代SATA3.0(6Gbps)SSD。以前詳細レビューをお届けした初代「SH910」シリーズでは、コントローラに旧SandForceの「SF-2281」を採用していたが、「Canvas SC300」ではLink_A_Media Devicesの買収により、コントローラも自社製へと変更。SSDの主要コンポーネントである、NANDフラッシュ、コントローラ、DRAMをすべてインハウスで提供することで、パフォーマンスを最適化。さらに厳密な品質管理と出荷前テストの実施により、高い品質と安定性を実現している。
主要コンポーネントすべてを自社提供できるのは、パフォーマンスや品質だけでなくコスト面でも大きなメリット |
フォームファクタは2.5インチ、mSATA、M.2の3種、容量はいずれも128GB、256GB、512GBが用意されるが、現在国内で販売されているのは2.5インチの128GBと256GBの2モデルのみ。公称転送速度は容量により異なるが、今回テストする2.5インチの128GBモデル「HFS128G32MND-3312A」では、シーケンシャル読込530MB/sec、書込200MB/sec、ランダム読込85,000 IOPS、書込50,000 IOPS。書込性能こそやや低調ながら、読込性能はハイエンドモデルと比較してもまったく遜色ない。
「Canvas SC300」には2.5インチのほか、mSATA(画像左)やM.2(画像右)モデルも用意される | |
現在国内で発売されているのは2.5インチの128GBと256GBの2モデル。いずれも同容量帯では最安クラスの価格設定だ(2015年10月取材時) |
その他、S.M.A.R.T.、TRIM、NCQ、DevSleepなどの機能に対応。消費電力はアイドル時0.05W、アクティブ時0.065W、レイテンシは読込135μs、書込55μsで、耐衝撃性は1,500G、耐振動性は20G。外形寸法は、W69.85×D100×H7mm、重量60g。MTBFは120万時間、製品保証は5年間(または72TBW)。
「HFS128G32MND-3312A」の「CrystalDiskInfo 6.5.2」の結果 |