エルミタ的一点突破 Vol.38
2015.10.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
腐食防止にニッケルメッキ処理が施され、見た目にも美しい6本のヒートパイプ。銅製受熱ベースプレートと上部台座プレート間に挟まれ、密着するφ6mmヒートパイプは、ヒートシンクをツインタワー形状に向き合わせるため、90°角度を変えて垂直に立ち上がり0.4mm厚の放熱フィンに貫通。ヒートシンク全体に熱を拡散させる重要な役割を果たしている。
標準装備される2基の120mm口径ファン(25mm厚)は、サイズが得意とするオリジナルの「小軸&大型ブレード」モデル。多くの風量と静音性のバランスを重視した回転数にチューンが施され、グレーのブレードにブラックのフレームで構成される。
回転数は300rpm(±300rpm)~1,400rpm(±10%)で可変するPWM対応。その他騒音値は13~28dBA(±10%)、静圧0.1~15.3Pa / 0.01~1.56H2O、風量は5.6~79CFMとされる。なおヒートシンクに固定する「ファンクリップ」は3基分が付属され、任意で最大3基の120mm口径ファンで運用する事ができる。
標準で付属する120mm口径ファンは2基。ブレードのカラーリングを変更したというオリジナルファンは、6枚羽仕様で、PWMに対応する | |
ケーブルはスリーブタイプを採用。ヒートシンクへの固定には「ファンクリップ」を使用。都合3基分が付属し、トリプルファンでの運用にも対応する |