エルミタ的一点突破 Vol.38
2015.10.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
冷却能力テストを行う前に、マザーボードへの組み込み手順を解説しよう。搭載テストにはIntel LGA1150対応のGIGABYTE「GA-Z97X-UD5H-BK」を使用している。Intelマザーボードの主力となるLGA115x系はすべて搭載方法が共通である事は言うまでもない。ちなみに冷却テストでは最新プラットフォーム、Intel Core i7-6700K(Skylake)とIntel Z170 Expressチップマザーボードを別途用意している。
マザーボード(Intel LGA1150)への搭載が完了したところで、メモリスロットのクリアランスをチェックしてみよう。主流のナロータイプ放熱フィンを採用したCPUクーラーとは違い、ツインタワー式を採用するだけあって、冷却ファンがメモリスロットを覆うことになる。
評価サンプルのマザーボードでは、実に3スロットに影響を及ぼし、ヒートスプレッダ付きのメモリの搭載は厳しい。ただし、冷却ファンを固定するファンクリップを上方向にずらせば、ヒートスプレッダ分のスペースが確保できる。ヒートシンクに対するエアフローを気遣う必要があるものの、いざという時の方法として覚えておこう。
通常の状態では、120mm口径ファンが3本のメモリスロットに覆い被さる。冷却ファンの搭載位置を上にずらす事で、空きスペースの確保は一応可能 | |
搭載検証に使用したメモリは、高さ30mmのヒートスプレッダ非装着品。当然ながら4本のメモリスロットはすべて使用可能 |