エルミタ的一点突破 Vol.38
2015.10.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
ここからは、ベンチマークソフトを使いサイズ「風魔」の冷却性能をチェックしていくことにしよう。検証用のCPUにはSkylake世代のフラッグシップモデルIntel Core i7-6700Kを用意。さらにハイエンドモデルということを考慮して、マザーボードのプリセット設定にて4.60GHzにオーバークロックした状態でも計測を行っている。またストレスツールには「OCCT 4.4.1」を、温度とファンの回転数計測には「HWMonitor 1.28」を使用。アイドル時は起動直後10分間放置した状態での最低値、高負荷時は「OCCT 4.4.1」を動作させ30分経過した時点での数値をそれぞれ採用している。なお検証機材の詳細は以下の表を参照いただきたい。
CPU温度(室内温度22.4℃) | |
消費電力 |
定格動作の結果を確認すると、アイドル時は28℃、高負荷時は62℃。瞬間的に計測される最高値も71℃までしか上がらず、Core i7-6700Kの発熱を完全に抑えこむことができる。さらに消費電力が50W弱と大幅に増加する4.60GHzでも温度は70℃前半で安定、最高値も81℃に収まっており、常用レベルのオーバークロックであれば難なくこなせる性能を備えている。