エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.11.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて、シーケンシャルアクセスの最高性能測定に利用されることが多い「ATTO Disk Benchmark 3.05」のスコアを確認しておこう。
ATTO Disk Benchmark 3.05 |
読込は最高2,247MB/secで公称値まであと一歩、書込は最高1,312MB/secで公称値を上回る会心のスコア。シーケンシャルアクセスに関しては、読込・書込とも公称値と同等以上のパフォーマンスを期待していいだろう。
変換ボードを使用すれば、M.2スロットのないPCでも「SM951-NVMe」シリーズが使用できる。なお玄人志向の「M.2-PCIe」はロープロファイルブラケットが付属されるため、スリムPCにも対応する |
Skylake世代のマザーボードなら、ミドルレンジ以上のモデルにはおおむねPCI-Express3.0(x4)対応M.2スロットが標準装備されているため、「SM951-NVMe」シリーズがそのまま使用できる。一方、Haswell Refresh以前の製品ではM.2が非搭載、または搭載されていても帯域幅がPCI-Express2.0(x2)に制限されているものがほとんどで、パフォーマンスを最大限に発揮することができないのが現状だ。そこで、最後にM.2→PCI-Express(x4)変換ボードを使用した場合の転送速度を「CrystalDiskMark 5.0.2」にてチェックしておこう。なお検証用の変換ボードは玄人志向の「M.2-PCIe」で、マザーボードのPCI-Express3.0(x16)スロットに接続した状態で計測を行っている。