防塵フィルタがセットされたボトム面

本体をひっくり返し、ボトム面をチェックする。まず目に付くのは一面にセットされた防塵フィルタの存在。ボトム面には120mm口径ファンを3基標準装備し、底面から吸い上げ、上面へ排出するエアフローレイアウトが採用されている。「RVX01」で最も重要な空気の取り入れ口には、ホコリの侵入を防止する必要があるというワケだ。長さ約385mmにもおよぶ防塵フィルタは、リア方向に引き出すスライド着脱式を採用。付着した汚れを簡単に除去する事ができる。なお設置面には、本体の四隅に滑り止め効果のあるラバーが貼り付けられていた。

ほぼ全面防塵フィルタで覆われたボトム面。内部には120mm口径ファン3基が標準で装備され、大量の外気を一気に内部に送り込む役割を果たしている
	ロングタイプの防塵フィルタはABS樹脂製で、水洗い可能。背面スライド引き出しで、こまめにメンテナンスができる。なお引き出す際には、持ち手部分を押し下げてロックを解除する必要がある

通気口のみが備わるリアパネル

マザーボード90°回転レイアウトにより、通常のPCケースとは大きく様子が違うリアパネル。ここには通常あるはずのバックパネルI/Oや拡張スロット等は一切なく、トップマウントになる電源ユニット用の通気口だけが設けられている。

実にあっさりとしたリアパネル。入力デバイスやモニタ用のケーブル類はトップ部からのアクセスになる事から、本体はリア方向の壁にかなり接近した形で設置が可能

上方向にスライド着脱するサイドパネル

マザーボード90°回転レイアウトの”影響”は、両サイドパネルの着脱方向にもおよんでいる。一般的なPCケースの場合、サイドパネルはリア方向に引き出すわけだが、「RVX01」では上方向にスライドさせて取り外す。なおシャーシには2本のインチネジで固定。着脱にはトップカバーを取り外す必要がある。

	借り受けた評価サンプルはサイドウインドウ付き「SST-RVX01BR-W」。アクリル窓は実測で約幅315mm、高さ約165mm。固定ネジはハンドスクリューではなく、一般的なインチネジを使用。通常はトップカバーに隠れている