エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.453
2015.11.19 更新
文:GDM編集部 Tawashi
「MAGNUS EN970」の概要を押さえたところで、ここからは評価サンプルと共に、スペックの確認から検証を開始しよう。約20mm四方の外観デザインをじっくり見ると、フロント部分のみ光沢のあるピアノブラック塗装を施し、円形デザインの電源ボタンは、動作中はイエローに発光。ZOTACのコーポレートカラーである「ブラック」と「イエロー」の2色がさりげなく使われている。
CPUにはBroadwell世代のノートPC向け省電力プロセッサ「Core i5-5200U」(2コア / 4スレッド / 定格2.2GHz / TB時2.7GHz / キャッシュ3MB / TDP15W)を搭載。CPUの消費電力は10W台に抑えられている。
またメモリスロットはDDR3L SO-DIMM×2(1,333MHz / 1,600MHz、最大16GB)で、動作電圧1.35Vの低電圧版モジュールのみに対応する点は注意が必要だ。なお、8GBメモリと120GB M.2 SSDを標準装備する「PLUS」モデルもラインナップ。こちらはOSをインストールするだけの完成品モデルで、組み込みの煩わしさがない。
イエローを基調としたパッケージは実測W280×D280×H130mm | |
ACアダプターの出力は19V(約180W)。外形寸法は実測W75×D150×H30mmで、ACコード(ミッキータイプ)も同梱されている |
スペック確認に続いて、ここからは画像を使い詳細な検証を進めていくことにしよう。ZOTAC製ベアボーンには珍しく横置き専用となる「MAGNUS EN970」。インターフェイス類はフロント側とリア側に分散配置。また、エアフローは正面向かって左側面からグラフィックスカード、リア側からCPUの排気が行われる仕組みだ。
左端に円形の電源ボタンを備えるフロント部。3 in 1カードリーダー、USB3.0×2、マイク/ヘッドフォン出力を備える | |
リアには、DC-IN、USB2.0×2、USB3.0×2。ディスプレイ出力は4画面出力をサポートするHDMI×4、ネットワークはギガビット×2とWiFiアンテナポートを備える |
「GeForce GTX 960」を搭載する「MAGNUS EN970」の特長のひとつに、NVIDIA SurroundによるHDMI×4の4画面同時出力のサポートが挙げられる。3台のモニターを並べゲームを楽しみつつ、ウェブの閲覧やメッセンジャーアプリを使用するなどの目的で、4台目のモニタをオプションで使用できるというワケだ。
HDMI×4は4画面同時出力(7,680×4,320ドット@30Hz)に対応。ゲームだけでなくデイトレーダーやクリエイティブワークにも力を発揮してくれる | |