MSI「H170 GAMING M3」　実勢価格17,000円前後 製品情報（エムエスアイコンピュータージャパン株式会社）

歴代の「GAMING SERIES」を展開してきたMSIは、マザーボード製品においても、特にゲーミング向けモデルの製造に豊富なノウハウを持っている。いまやゲーマー御用達の装備となった“Killer NIC”をいち早く標準装備に採用するなど、いわばこのカテゴリにおける先駆者と言っていい。現行最新世代のIntel 100シリーズではさらにこの分野に注力し、大きく3つのセグメントから構成される、多彩なラインナップを投入してきた。その中において、主にFPSなど重量級ゲームへの対応を想定した「ENTHUSIAST GAMING」シリーズ、その最廉価モデルこそ今回の主役「H170 GAMING M3」だ。

歴代ゲーミングマザーボードを得意とするMSIから、「ENTHUSIAST GAMING」シリーズ最廉価モデルとして登場した「H170 GAMING M3」。1万円台で買える、コスパの高いH170搭載マザーだ

「ENTHUSIAST GAMING」では、全モデルにKiller NICを採用するなど、ゲーミング必須の機能が網羅されているのがシリーズ共通の特長。廉価モデルである「H170 GAMING M3」もまた高速ネットワーク機能に加え、PCI-Express3.0（x4）接続の「Turbo M.2」とSATA Expressによる高速ストレージ、さらに高音質オーディオ回路「Audio Boost 3」を実装している。

その一方で搭載チップセットは、オーバークロックやSLI非対応のInte H170を採用。下地のゲーミング機能はしっかりカバーしつつ、コストパフォーマンスを重視した、カジュアルゲーマー向けのモデルという位置付けだ。

黒地に赤文字が映える、ゲーミングモデルらしい「H170 GAMING M3」のパッケージ。左隅には、「ENTHUSIAST GAMING」シリーズモデルであることを示すロゴマークも飾られている
購入前には、「H170 GAMING M3」の機能をざっくり解説している裏面をチェックしておきたい。なお付属品としては、多言語対応のマニュアルやドライバCD、I/Oパネルなどに混じって、定番のドアハンガーも封入されている