グラフィックス1枚＋各種拡張カードが挿せる拡張スロット

拡張スロットは、グラフィックスカード用となるPCI-Express3.0（x16）×1をはじめ、PCI-Express3.0（x4 / x16形状）×1、PCI-Express3.0（x1）×2、PCI×3を装備。2-Way CrossFireXには対応するがSLIはサポートしないため、基本的にはグラフィックス1枚挿しの環境に使用することになるだろう。なおスロットには、従来よりハンダ付け端子を増強した「MSI VGA Armor」を採用。重量級カードを使用した場合でもスロットが破断しないように考慮されている。

新旧の拡張スロットをバランスよく配置した「H170 GAMING M3」。Intel H170モデルはSLI非対応だが、それを承知の上でマシンを組むならデメリットはないと言っていい

サウンドエフェクト「Nahimic」対応の高音質オーディオ回路「Audio Boost 3」

ゲーミングマシンに欠かせない迫力のサウンド、「H170 GAMING M3」のオーディオは上位モデルと同様に独立設計の「Audio Boost 3」を標準搭載している。Realtek ALC1150をベースとしたオーディオ回路で、デジアナ分離基板や日本ケミコン製の音響コンデンサ、デュアルOPA1652ヘッドホンアンプなどを採用。さらに「Nahimic Audio Enhancer」に対応し、低音ブーストなどのサウンドエフェクトやノイズ圧縮軽減、高音質録音機能などを利用できる。

現行世代のMSI製ゲーミングマザーボードが採用する、高音質オーディオ回路「Audio Boost 3」。サウンドエフェクト「Nahimic」によるカスタマイズも可能で、オーディオカードなしにリッチな再生環境を確保できる
	EMIシールドに守られたオーディオチップ。ほかにもデジアナ分離基板やヘッドホン用のデュアルオペアンプ、音響コンデンサなどの高品位コンポーネントで構成されている