エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.458
2015.12.04 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
ここからは「Core 500」の冷却機構について解説していこう。Mini-ITX対応のCube型PCケースだけに、搭載できる冷却ファンの個数は限られる。それでもトップ部に面積の広い通気口を設ることで、クラス最大級のエアフローレイアウトが構築できる。
「コの字」一体型トップパネル&サイドパネルを外すと、トップ部にはボディ前後に渡るステーが装着されており、120mmまたは140mm口径ファンが最大2基搭載できる。
フロントとリアに各2箇所のネジで固定された、増設ファン用ステー。スリットが設けられている部分に、冷却ファンがマウントできるようになっている |
増設ファン用ステーは、前後各2本のネジでシャーシに固定。筐体内部から外排気方向に冷却ファンを増設する事で、構成パーツから発生する熱を素早く排出できる。なお最終セッションで搭載テストを試みるが、水冷ラジエターがマウントできる、重要なパーツである事を覚えておこう。
フロントとリアに各2箇所のネジで固定された、増設ファン用ステー。120mmまたは140mm口径ファンを2基増設すれば、排気能力を大幅に向上できる |
リア中央には140mm口径ファンを標準で装備。内部構成パーツの熱を外部へ排出する重要な仕事が任されている。なおブラックフレームにホワイトインペラ(9枚羽)の140mm口径ファンは、カタログモデルの「Silent Series R3」。回転数は1,000rpm、騒音値は21.6dBA、風量56.1CFMとされる。
ホワイトインペラ採用の140mm口径ファン「Silent Series R3」。製品名にもあるとおり、騒音値21.6dBAの静音仕様ながら、56.1CFMの大風量で内部の熱を排出し続ける |