エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.460
2015.12.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、同じく3Dベンチマークテストの「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を進めていこう。テスト設定は、プリセットからDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” |
「3DMark」に比べて測定誤差が大きいテストのため、やや差は縮まっているもののAverage FPSは順当にスコアが上昇。Min FPSの底上げ効果も期待でき、チューニングモデルのメリットは確実にあることが分かる。また“Extreme”と“Basic”を比較すると、“Extreme”のほうがスコア差が大きくなっていることから、より高解像度・高画質な設定ならさらに差が広がるだろう。
主要3Dベンチマークに続き、ここからはゲームタイトル系のベンチマークを使い、パフォーマンスをチェックしていこう。まずはDirectX 11対応のFPSゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」から。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
いずれの解像度でも100fpsをラクに超えるスコアを計測しておりパフォーマンスは良好。解像度による差が小さくスコアが飽和していることから、より高解像度な環境でも十分快適なプレイができるだろう。また動作クロックによるスコアの上積みも確実にあり、実際のゲームでもオーバークロックモデルを選択するメリットはある。
続いて、DirectX 11対応のエンジンを採用した「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは当然ながら「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドットと1,280×780ドットの2種選択している。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
GeForce GTX 980 TiとSkylake最上位というメインストリーム向け最高峰のシステムだけあり、すべてのベンチマークで“非常に快適”をマーク。また1,920×1,080ドットでは「ECO」モードと「OC」モードで約8%差がついており、高解像度環境ではチューニングによる効果が大きいことが分かる。