エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.461
2015.12.14 更新
文:AMI
ここからは借り受けた「GeForce GTX 950 StormX Dual」を動作させ、パフォーマンスをチェックしていくことにしよう。テストはLGA1150プラットフォームで実施。4コア / 8スレッドCPUの「Core i7-4790K」や「Intel Z97 Express」チップセット搭載マザーボード、2.5インチ SSDなどを使用している。テスト機材の詳細は以下の通りだ。
手始めは3Dベンチマークの定番となる「3DMark」でパフォーマンスをチェックしていこう。プリセットはモバイル端末やエントリークラス向けの「Ice Storm」から3,840×2,160ドットでテストを行なう「Fire Strike Ultra」まで、7種類を実行している。
各プリセットの結果に加えて、ノートやホームPC向けとなる「Cloud Gate」以降は、「Graphics test 1」と「Graphics test 2」実行時のフレームレート(fps)をグラフにまとめた。
Ice Storm | Ice Storm Extreme |
Cloud Gate | Sky Diver |
Fire Strike | Fire Strike Extreme |
Fire Strike Ultra | |
「Graphics test 1」と「Graphics test 2」のフレームレート |
さすがに解像度2,560×1,440ドット、最高画質設定の「Fire Strike Extreme」や4K解像度の3,840×2,160ドットでテストを実行する「Fire Strike Ultra」は、寂しいスコア。「Graphics test 1」と「Graphics test 2」のフレームレートも快適なゲームプレイの指標となる30fpsを大きく下回っている。
DirectX 11の機能をフルに使った「Fire Strike」では、総合5,786スコア、Graphics score6,411スコアとまずまず。フレームレートも「Graphics test 1」は、ギリギリだが30fpsに届いている。とはいえ、ヘビー級ゲームを高い描画品質でプレイするのは厳しいだろう。
ただ、「GeForce GTX 950」がターゲットとしているライト~ミドル級ゲームを想定した「Sky Diver」や「Cloud Gate」では十分なスコアとフレームレートを出している。とくに「Sky Diver」は60fpsを余裕で超えており、ベンチマーク中の画面もヌルヌル動いていたので、この後の実ゲームのテストにも期待がかかる。