エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.466
2015.12.28 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
Z170チップを搭載する「Z170A SLI Plus」は、最大で3,600MHz動作(OC)のDDR4メモリをサポートしている。下位チップのH170搭載モデルより大幅に高速なオーバークロック動作のメモリを実装可能なため、性能的なアドバンテージは大きい。設定不要でOCメモリを搭載できるXMPをサポートしており、初心者でも高クロックメモリを運用可能な点もポジティブな要素だ。
そのほか、目立った基板パターンの強調などはないものの、同世代モデル同様にメモリ回路を独立させた「DDR4 Boostテクノロジー」が採用されている。周辺コンポーネントからの信号干渉を防ぐ機能で、より安定した動作を可能にしている。
メモリスロットは、最大でDDR4-3,600MHz動作のOCメモリに対応。容量は最大64GBを実装できる。なおマニュアルによれば、DIMM 2から優先的にスロットを使用することが推奨されている |
ストレージは、最大32Gbpsの高速伝送に対応するPCI-Express3.0(x4)接続の「Turbo M.2」を搭載。昨今選択肢が増えたM.2 SSDを組み込むことが可能で、さらに主力のSATA3.0(6Gbps)も6ポートを備えている。次世代SATAインターフェイスのSATA Expressこそ非搭載なものの、現状対応ドライブが登場していないことから、まず不満要素にはなり得ない。ストレージ面では、必要な装備がしっかり整っていると言える。
最大32Gbpsに対応する、PCI-Express3.0(x4)動作の「Turbo M.2」を1基実装。RAIDに頼ることなく高速ストレージを手軽に組み込める | |
SATAポートは異なる2方向を向いた6ポートを実装、ケースによってアクセス容易なポートから使用したい。なお、RAIDレベルは0 / 1 / 5 / 10に対応している |