エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.471
2016.01.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
PCI-Express2.0(x2)接続のため帯域幅が制限されるM.2スロット。実際のパフォーマンスを計測していこう |
「GA-970-Gaming」では、NVMe対応M.2スロットが標準装備されているため、PCI-Express変換基板を用いることなくM.2 SSDを搭載できる。ただし、内部インターフェイスはPCI-Express2.0(x2)のため、帯域幅は10Gbpsに制限されることになる。そこで今回は「Crystal Disk Mark 5.1.1」と「ATTO Disk Benchmark 3.05」の2種類のベンチマークを使い、その実力を検証してみることにしよう。なお比較対象にはPLEXTOR「M6 PRO」シリーズの256GBモデル「PX-256M6Pro」を用意し、いずれも起動ドライブとして使用した状態でベンチマークを実行している。
「Crystal Disk Mark 5.1.1」のスコアを確認すると、NVMe SSDはシーケンシャル読込約830MB/sec、書込約720MB/sec、ランダム読込約820MB/sec(約200,000 IOPS)、書込約390MB/sec(約95,00 IOPS)を計測。ランダム読込以外は帯域幅がボトルネックとなり、スコアが伸びきらないもののSATA3.0(6Gbps) SSDとの差は歴然。「ATTO Disk Benchmark 3.05」でもSATA3.0(6Gbps)の論理限界値を超えるスコアを叩きだしており、NVMe SSDを導入するメリットは大きいことがわかる。