USB3.1を使うならOS標準ドライバの利用を推奨

USB3.1に対応する「裸族のお立ち台 USB3.1」にSSDを接続してパフォーマンスを検証

次に「GA-970-Gaming」のもう1つのトピックでもあるUSB3.1ポートの性能を確認しておこう。SSDには先ほどと同様「PX-256M6Pro」を使い、比較対象として、オンボードUSB3.0（VIA「VL805-Q6」）に接続した状態でも検証を行っている。

ASMedia「ASM1143」専用ドライバを適用するとUASP機能は無効となる
「CrystalDiskMark 5.1.0」（USB3.1 / ASMediaドライバ）	「CrystalDiskMark 5.1.0」（USB3.0 / VIAドライバ）
「ATTO Disk Benchmark 3.05」（USB3.1 / ASMediaドライバ）	「ATTO Disk Benchmark 3.05」（USB3.0 / VIAドライバ）

ドライバディスクに収録されているASMedia「ASM1143」用ドライバを適用すると、UASP（USB Attached SCSI Protocol）ドライブとして認識しないため、ランダムアクセスはほとんど変化なし。一方、シーケンシャルアクセスは読込約500MB/sec、書込約430MB/secを計測し、USB3.0接続の約2倍までパフォーマンスが向上した。

Windows 10標準ドライバを使用するとUASP機能が有効になる
「CrystalDiskMark 5.1.0」（USB3.1 / OS標準ドライバ）	「CrystalDiskMark 5.1.0」（USB3.0 / OS標準ドライバ）
「ATTO Disk Benchmark 3.05」（USB3.1 / OS標準ドライバ）	「ATTO Disk Benchmark 3.05」（USB3.0 / OS標準ドライバ）

続いて、Windows 10標準ドライバを使いUASPを有効にした状態のスコアを確認していこう。シーケンシャルアクセスは読込約550MB/sec、書込約450MB/secを計測し、SATA3.0（6Gbps）に匹敵するパフォーマンスを発揮。ランダムアクセスも読込約125MB/sec（約30,500 IOPS）、書込約115MB/sec（約28,000 IOPS）まで上昇しており、Windows 10環境であればOS標準ドライバの利用を強く推奨する。