Fractal Design「Node 202」を実際に組み込んでみる

ここからは構成パーツを用意し、実際に組み込みを行ってみよう。マニュアルや製品資料では分からない事やパーツの装着感、さらに周辺の空きスペース状況や組み込み時の注意点など、気がついた点を解説していく。

SFX規格電源ユニットを搭載してみる

電源ユニットはSFX規格に対応し、奥行きは130mmまでのモデルをチョイスする必要がある。ここでは現時点、国内未発売の電源ユニット付き「Node 202 + Integra SFX 450W PSU」に搭載されている80PLUS BRONZE認証450Wモデルを用意した。ちなみにこのモデルは、奥行き125mmとされる。

標準で搭載される電源ユニットは、W100×D125×H64mm。まずはメインシャーシからマウント用枠を取り外し、4本のインチネジで固定する
枠に固定した電源ユニットをシャーシにマウント。予め配線されている内部中継ケーブルを電源ユニットのコネクタにセット。これで電源ユニットのインレットは「外出し」になる
	底面からマウントエリアをチェック。カットアウトから冷却ファンが完全に露出している状態が確認できる

Mini-ITXマザーボードを搭載する

170mm四方のMini-ITXマザーボードを固定してみる。その前に搭載スペースの背面をチェックすると、CPUソケット周りは大きくカットされている。一見、CPUクーラーメンテナンスホールのように見えるが、実際にはCPUクーラー固定用の穴はすべて露出しない。つまりプッシュピン以外の固定方法であれば、マザーボードを搭載する前に、CPUクーラーを装着しておく必要がある。

CPUクーラーは全高56mmまでが搭載可能。自ずとトップフロータイプに限定される。なおMini-ITXマザーボードは例によって、4本のネジでマウントする
トップカバーの通気口と、CPUソケット周辺の位置関係。いかにも外気を取り込むには十分だ	十分ではないのが、CPUソケット裏手のカットアウト。ネジ留め式CPUクーラーは予めマザーボードに固定しておく必要がある