エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.473
2016.02.04 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「E3V5 WS」のチップセットは、Xeon E3-1200 v5シリーズに正式対応するエントリーチップIntel C232。コンシューマ向けのIntel B150に準ずるモデルで、8レーンのPCI-Express3.0と、6ポートのSATA3.0(6Gbps)を備える。
Xeon E3-1200 v5シリーズに対応するIntel C232チップセット。コンシューマ向けIntel B150シリーズに近いものの、RAID機能をサポートする | |
チップセットを冷却するヒートシンク。サイズは実測37×37mmで、2本のプッシュピンにて基板に固定されていた |
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4×4本。動作クロックは最高2,133MHzで、Xeonシリーズの他、Core i3 / Pentium / Celeron搭載時にはECCメモリをサポート。またメモリプロファイルはIntel XMP2.0に対応し、メモリピンには15μ厚の金メッキを施した「15μゴールドコンタクトDIMMスロット」を採用する。
メモリスロットはCPU側からDDR4_A1 / DDR4_A2 / DDR4_B1 / DDR4_B2の並び。Core i7 / i5以外のCPUを搭載した場合にはECCメモリにも対応する | |
メモリクロックは800MHzから2,133MHzまで10段階から選択できる | |
2枚運用時にはDDR4_A1 / DDR4_B1またはDDR4_A2 / DDR4_B2を使用するとデュアルチャネル動作になる |
オンボードストレージは、チップセット標準のSATA3.0(6Gbps)×6で、RAIDは0 / 1 / 5 / 10に対応。M.2やSATA Expressは実装されていないが、NVMeプロトコルをサポートするため、別途PCI-Express接続のSSDを導入すれば高速なストレージ環境を構築することができる。
ストレージはSATA3.0(6Gbps)×6のみのシンプルな構成。ワークステーション用途も考慮されているため、極力無駄を排除し、必要な物は別途増設するというコンセプトのようだ |